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ブログ 2017/04/12 15:45

高齢者にも身近な著作権侵害の落とし穴

60代以上のシニア層を対象にしたパソコン教室が盛況です。

特にグループでサロン的に学べる講座が人気のようです。最近は、スマホやタブレットを学ぶ

ケースも増えています。 インターネットを使うことでライフスタイルをより楽しみたいという

意欲や向上心には感心させられます。

でも、 一方でネット犯罪に巻き込まれるケースや本人の気づかないうちに自ら違反行為を

行っているケースがあることも忘れてはなりません 。

例えば、他人が撮った写真を無断で使用したり、WEBで見つけた文章を勝手に自分の文書で

あるかのように使ってみたり、そうした行為を私たちは何気なく日常的にやってはいませんか?

実は、これは「著作権」の侵害なのです。場合によっては大変重い処罰を科せられるのです。

とはいっても、著作権って難しそうだと思われている方も多いはず。筆者もそのひとりですが、

ごく普通の高齢者の日常生活にも大いに関係していることを気づかせてくれた本があります。

それが著作権に関する様々な問題を丁寧に解説した本「正しいコピペのすすめ」(宮武久佳著、

岩波ジュニア新書)です。

本書にはこんな例題が記されています。「もしレストランでお店の人にグループ写真を撮って

もらったら、著作権は誰のものか?」。

答えは、「撮影した店員」だそうです。

その理由は著作権法では「創作的な表現」が重要視されて、 写真を撮った店員の「創意工夫」

著作権に該当するということです。

まさに目からうろこですね。

こんな風に著作権とは何かという難しいテーマを、具体例を示しながら解き明かしてくれます。

巻末の「 コピペ時代を生きるための12カ条」のなかの「コンテンツ(作品)を作る人は偉い

と知ろう」について、著者は「作った人は誰か」を気に掛ける習慣を身に着けてほしい

と訴えています。

そういえば、少し古い話ですが、イタリアの著名な映画監督フェデリコ・フェリーニは、「映画は

たくさんの人が参加し何カ月もかけて作り上げる芸術なのです。ただつまらないと言い捨てる

のではなく、作った人たちの労力にも敬意を払う気持ちを忘れないでいただきたい」と

語っていました。確かに、「作った人」の気持ちをおもんぱかることこそ、「著作権」を理解する

第一歩かもしれませんね。

くれぐれも安易なコピーにはご用心を!

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