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ブログ 2018/11/23 12:15

がんと民間療法

日常的に民間療法に頼る方は少なからずいるはず。その筆頭は、健康食品とサプリメント。

この二つ、私たちの生活にすっかり定着しているようです。

ただ、健康な方が摂る場合と病人が摂る場合では大きな違いがあります。

例えばがんの代替療法(民間療法)としてはどうでしょうか?

いま世界的にその代替療法の有効性や安全性を科学的な方法で評価しようという気運が

高まっているようです。

「有効性」については、「がんの進行を遅らせたり、生存率を高めるかどうか」の検証。

次に、「がんそのものやがんに対する治療などが原因で生じる吐き気や倦怠感など

さまざまな症状を和らげるかどうか」についてです。

一方、「安全性」については、「直接的な有害作用」があるか、「手術・放射線治療・化学療法

など通常の治療法に対する干渉作用」があるかどうかという2点です。

がん情報センターのHPによると、

「放射線治療や化学療法など、通常のがん治療の一部は、活性酸素を発生させてがん細胞

攻撃することにより治療効果を発揮しますが、ビタミンAやビタミンCなどの抗酸化物質を

サプリメントとして大量にとると、活性酸素の作用が弱くなるため、こうした通常治療の効果を

阻害する可能性がある」とのことです。

一方、吐き気や倦怠感など、症状を和らげるための代替療法についての判定はどうでしょうか。

こちらもやはり、勧める度合いがもっとも高い「推奨」という判定がされているものは1つも

ないそうです。

もちろん、「容認」と判定されている治療としては、「痛みに対する鍼灸」、「痛みに対するマッサージ」

がありますが。

静岡がんセンターのHPには、「健康食品や民間療法は、一般的ながん治療(手術療法、

化学療法、放射線療法)の代わりとするべきものではない」と明記されています。

なぜなら、たとえ宣伝文句で素晴らしい効果を謳っていても、「健康食品や民間療法には、

がんを治したり、がんの進行を抑えたりする効果は期待できない」と断じています。

そして、たとえ「健康」という表現があっても、過剰に摂取すると逆に健康を害すると

警告しています。

「がんと関連づけながら宣伝されることが多いアガリクス、プロポリス、メシマコブ、

サメ軟骨なども、こういった健康食品の一部であって、病院で処方される薬と同列で

扱うことはできない」と語っています。

当サイトでは、次のように注意点をまとめています。

まずは一般的ながん治療(手術療法、化学療法、放射線療法)をきちんと受けること。

そして、健康食品や民間療法は、あくまでも一般的ながん治療の補助と考えるべきもの

であって、一般的ながん治療を受けるための邪魔になるようであれば、控えるべき、

とのことです。

民間療法に頼りたくなる気持ちも分からないではありませんが。



 

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