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ブログ 2017/09/20 16:00

欧米人と比べて、日本人の「ピロリ菌」はより強力

ピロリ菌。何と日本人の半数以上がこの菌に感染しており、中でも50代以降では

70%以上に達するということです。

この菌はウレアーゼという酵素をたくさんもっているため、酵素が尿素からアンモニア

を生成させ、アンモニアによって胃酸を中和させてしまうというのです。

このピロリ菌に感染するとどんなトラブルを起こすのでしょうか?

①慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍を誘発される 

②胃がんになる確率が20倍以上に跳ね上がる。

③大腸がんになるリスクが高まる、というから安閑とはしていられません。

また、がん以外の病気、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患の原因にもなることが

明らかになっています。

さて、9月20日付毎日新聞によると、「畠山昌則・東京大教授(感染腫瘍学)らの研究チームが、

菌が出すたんぱく質の発がん性を弱め、胃がんの発症を抑制する酵素を発見したと

英科学誌ネイチャー関連紙に発表した」とのことです。

大変興味深いのは、欧米型のピロリ菌は1本の爪で細胞を増殖させる酵素に結びつくタイプですが、

日本を含め東南アジア型の方は、もう一本爪を持っているそうです。

そのためリスクが高まり、胃がん発症率も高くなるのだそうです。

細胞に取りつき、針を差し込んで発がん性物質を注入する厄介者のピロリ菌。

抗生物質による「除菌」で大抵は死滅させることができます。

また、医学的には、将来ピロリ菌の持つ「爪」による結合を阻む薬の開発が進められるようです。

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